新着情報

  • 全て | 
  • セール情報  | 
  • イベント情報  | 
  • おすすめ商品・サービス  | 
  • 耳よりニュース

セール情報 ◇リハビリ通信 最終回◇

◇リハビリ通信 最終回◇

再開以来、数多くの花束やお手紙、お菓子などのはげましをいただき、
ありがとうございます。
人生の宝物をいただいた気持ちです。

さて、前回10月19日の営業日の後、人生で経験したことがない程の疲労を感じ、
その後、2日間の休養を経ても、ダメージから回復できませんでした。
そして、22日から、再びお休みをいただいております。

とりあえず、体のチェックをと思い、日赤に10月27日の検診を入れ、
脳と心臓をすべて検査しました。
結果を申しますと、すべて良好。
特に、心臓は、BNPという指標値が過去最高を記録、
健常者まであと一歩という数値でした。
先生からは、
「本当にがんばりました。
重度の心臓弁膜症、よくぞここまで治しました。」
結局、あの極度の疲労は、入院による体力の低下によるものということです。

ここで、以前なら、即営業再開となったでしょうが、
今回の休養では、少し冷静になっています。

考えてみれば、僕は、この一年半の間に、5回入院しているのです。
年齢も、吉田拓郎の名曲「落陽」に出てくる「じいさん」ぐらいにはなっちゃてます。
「限界」という言葉が浮かびました。
おそらく、営業時間を短縮しても、今回と同じことは起きるでしょう。

皆様には、本当に申し訳ないのですが、
このブログに記してきた「復活の物語」は、今回で最終回になります。
「握飯屋」は、26年の歴史を終え、閉店します。
長い間、店を支えてくださった皆様、
本当にありがとうございました。
ただ、「やれる事はやったよね」と妻とも話してます。
これからは、気楽に生きようね。

                               11月1日

セール情報 お知らせ

閉店します。
26年間ありがとうございました。
       
         握飯屋 店主

セール情報 ◇リハビリ通信の続き◇

◇リハビリ通信の続き◇

すいません。
またやりすぎてしまいました。 
僕は、何でもやりすぎちゃう性格で、前回、心臓手術の後も、
仕事を全然セーブせず、結局は、脳出血の遠因をつくっちゃいました。
今回も、3ヶ月以上も休んだのに、皆様が、店にたくさん来てくれるのが
嬉しくて、ついつい仕事をやりすぎて、今度は、心臓の方が、
少しおかしくなってきました。

そもそも、今回のリハビリも、発症したとたん、
「絶対に治ってやる」と、異常な執念を燃やして、猛リハビリを
やりました。
確かに、周囲がびっくりするほどの急回復はしましたが、
またまた、仕事をセーブせず、この状態です。

とりあえず、2週間の休みをください。

そして、今度は、一日限定100個くらいという形で、営業を
再開するつもりです。

とにかく、店を閉めるつもりはありません。

何とか、継続できる形をみつけて、ずっと続けていきたいと
思っています。
また、よろしくお願いします。

      

セール情報 ◇ 握り飯リハビリ通信 その後 ◇

◇ 握り飯通信 その後 ◇

10月 1 日 再開します。
ついにここまで来たか、という思いです。
発症以来、ずっと再開を口にしてきましたが、
正直できるという実感は全くありませんでした。
立てない、歩けない、介助がなければトイレにも行けない…
という状況では、どうすればよいのかわからず、とにかく、
自分には目標が必要でした。
リハビリは、やりました。限界まで。
3か月の通算歩行距離は、300㎞を超えました。
今では、ぎこちないながらも、自由に歩け、自転車で三鷹まで
行って、仕入れをしたりしています。
本当に夢のようです。
ここからどれくらいもつのか、それは、神様にしかわからないことです。
できる範囲で、できる限りやってゆきます。
また、よろしくお願いします。

セール情報 ◇握飯屋リハビリ通信 8◇

◇握飯屋リハビリ通信 8◇

自転車に乗れるようになりました。
「自転車」
皆さんは、何とも思わないでしょうが、脳卒中患者にとって、
それは、超難関の巨大な壁です。
小金井リハにも、自転車練習というコースは一応あるものの、
そこまで到達する人間が、ほとんどいないのが現実です。
僕の担当療法士の人も、10年やって、担当患者が自転車練習まできたのは、
僕が初めてと言っていました。
そんな選ばれた患者だけが挑戦しているはずなのに、いざやってみると、
転倒者が続出らしく、僕も、
「絶対に無理にがんばるな。ダメだったら、自転車はあきらめろ。」
と、クギを刺されてのトライでした。
フラフラしながら、何とかメニューをこなした時、サポートスタッフが
言った言葉が、
「転びませんでしたね。絶対に転ぶと思ってました。」
あれから1ヶ月。
不思議なことに、ママチャリを購入したその日のうちに、
公道を走れたのです。
何かの回線が、ちょっとつながってきたようです。
復帰の日は、確実に近づいています。

セール情報 ◇ 握飯屋リハビリ通信7 ◇

◇ 握飯屋リハビリ通信7 ◇

8月14日、保険の書類の関係で杏林大学病院に行った。
僕が発症したのは、6月13日。ちょうど2か月前だ。
妻の運転する車を駐車場に入れ、歩いて正面玄関から入る。
思えば、正面のエントランスに来るのは初めてだ。
2か月前は、救急車で運び込まれ、地下の救急外来から入った。
その時は、全く体が動かず、MRIのベッドに横たわるのに、介助が3人
必要だった。
退院(転院)の時は、車イスで、介護用タクシーに乗って出たので、
やはり正面のエントランスは通過していない。
8月14日は、早朝から一人で野川公園を5キロのウォーキング。
突然の発症とその後の急回復。
本当にこの2か月は、夢だったかのような「錯覚」に陥る。
幸いにも、ここまで戻って来られた。
神様に感謝。
                       8月16日

セール情報 ◇ 握飯屋リハビリ通信 6 ◇

◇ 握飯屋リハビリ通信 6 ◇

7月31日退院しました。
小金井リハは、1か月という異例の短期になりましたが、完全燃焼の1か月でした。
毎日、朝5時に起きて、フロア20周の自主トレを敢行。
全く歩けなかった僕が、今では、野川公園を杖なしで、1時間以上歩けるまでに
なりました。
10月目標の店再開も、何とかいけそうです。
若くて、熱心な小金井リハのスタッフの皆さん、本当にありがとう。
必死でがんばった日々のことは、決して忘れません。
                              8月4日

セール情報 ◇ 握飯屋リハビリ通信 5 ◇

◇ 握飯屋リハビリ通信 5 ◇

無休の地獄リハビリのかいあって、ついに「独歩、自立」の許可が出ました。
これは、杖なし、介助なしで、院内を自由に歩き回れるという院内カーストの
頂点で、いわば、
「あんた、もう歩けるよ。」というお墨付きをもらったってこと。

杖なしでは全く歩けない状態で、入院してから、まもなく3週間。
やはり、地獄のリハビリはすごかった。
ついでに、退院日は、8月4日に決まりました。

これからは、プロ野球の「キャンプ」の状態に入ります。
目標は、10月1日の再開です。
I'LL BE BACK!
                             7月24日

セール情報 ◇ 握飯屋リハビリ通信 4 ◇

◇ 握飯屋リハビリ通信 4 ◇

6月13日に脳出血を発症し、担ぎ込まれた杏林大学病院から、現在の小金井リハビリテーションに転院する時、面談で僕は、「いずれ店を再開したい」という希望を伝えた。
しかし、その時点でのそれは、実態を伴わない夢、空想に近いものだった。
それが、リハビリを経た現在、周囲のリハビリスタッフで、再開を疑う者はいない。
本当に、リハビリは、失くしてしまった未来への切符を、再発行してくれる現代の魔法だ。

リハビリは、脳に直接作用する。
発症3か月以内をゴールデンタイムと呼ぶのは、この時期リハビリをすることによって、出血という土砂崩れで通行不能になってっしまった旧神経回路に代わる迂回経路を脳が作ってくれるからだ。

発症直後に、「あせるな、ゆっくりやれ。」と言ってくれた友人がいたが、一見冷静ですばらしく聞こえるこの意見、実は間違いなのだ。
あせるのは確かによくないけれども、必要以上にゆっくりやる理由は、何一つない。
通行不能になってしまった旧経路が定着してしまうと、脳はもう迂回経路を作ってくれなくなるので、その前にタイミングよく、どんどんリハビリをやって、新経路をより確かなものにしてしまう、この時期に治せるだけ治してしまう、というのが、最新のリハビリ理論だ。

                              7月19日




セール情報 ◇ 握飯屋リハビリ通信 3 ◇

◇ 握飯屋リハビリ通信 3 ◇

リハビリ専門の「小金井リハビリテーション病院」に転院して一週間。
杖なしでは全く歩けなかった僕が、300m以上歩けるようになりました。
院内を介助なしに自由に歩き回れる「杖あり自立」の認定も受けて、
朝練も始めました。

リハビリ的に言うと、僕は、発症3か月以内の「ゴールデンタイム」の
真っ只中で、やればやるほど、能力が伸びていく時期のようです。
こんなに、短期間に能力が伸びるのは、中3の時以来で、ある意味楽しく、
「脳出血からの復帰」という人生最大のアドベンチャーに挑んでいます。

回復に伴い、うっすらと再開の青写真も描けてきました。
退院は、8月上旬になりそうなので、その後、プロ野球でいう「キャンプ」
のような時期を、1か月程度設けて、握るトレーニングなどを行い、
10月に再開というプランです。

これはあくまで「青写真」で、今はとにかく、リハビリに集中します。
ゴールデンタイムで、どこまで戻れるかが、最終到達点を決定するようなので、
当面は、院内カースト最上位の「杖なし自立」をめざしてがんばります。

                              7月14日